FRANK Libraryと図書目録



金魚党のFRANKさんのご厚意によって貴重な蔵書をここに収録することが
できました。入手困難な書物が沢山あります。そして足で稼いだ宝の本は
古本屋の片隅で、今も主義者の手に落ちるのを待っていることでしょう。

※新規に私が蔵書している書物の表紙を画像化しました。書名をクリックしてください。(書物の多くはFRANKさんのご厚意により入手できたものです。)
FRANK library

書名

著者

発行元

発行年
科学と趣味から見た金魚の研究

松井佳一
弘道閣 昭和10年
実験金魚の愛玩と飼育法

松井佳一
弘道閣 昭和11年
科学新書9 金魚

松井佳一
河出書房 昭和16年
水田養魚

松井佳一
富書店 昭和23年
カラーブックス34 金魚

松井佳一
保育社 昭和38年
金魚と錦鯉 観賞と飼い方

松井佳一
金園社 昭和43年
標準原色図鑑全集17 熱帯魚・金魚

松井佳一
保育社 昭和45年
金魚百科

桜井良平
西東社 昭和50年
金魚の飼い方入門

桜井良平
金園社 平成元年
金魚の上手な飼い方

桜井良平
日本文芸社 平成3年
金魚のたのしい飼い方

桜井良平
高橋書店 平成7年
絵説 上手な金魚の飼い方

熊谷孝良
東京書店 昭和54年
JAPANESE GOLDFISH

Hugh M.Smith
1909年
Goldfish and Koi in your Home

Axelrod
T.F.H. 1984年
Chinese Goldfish

Li Zhen
Tetra 1990年
The Official Guide to Goldfish T.F.H. 1991年
The Proper Care of GOLDFISH

James Geran
T.F.H. 1992年
金魚の飼い方 附 熱帯魚

木村四郎
大文館 昭和37年
金魚の飼い方

柴田 清
鶴書房 昭和44年
金魚のすべて

長澤兵次郎
マリン企画 昭和59年
金魚百科(改訂版)

渡辺良夫
ハロウ出版 昭和59年
金魚の飼い方と病気

渡辺国夫
永岡書店 昭和60年
金魚の上手な飼い方

太田一男
有紀書房 平成元年
金魚の小百科

蒼海芳雄
金園社 平成元年
金魚の飼い方

大森松男
池田書店 平成2年
知っておきたい魚の病気と治療

畑井喜司雄
日本動物薬品 平成3年
金魚の飼い方

仲村正二郎
成美堂出版 平成4年
やさしい金魚の飼い方

梶純夫
有紀書房 平成4年
金魚の飼い方小百科

畑井喜司雄
日本文芸社 平成4年
最新金魚&らんちゅうカタログ

石川忠正
成美堂出版 平成4年
最新金魚&らんちゅうカタログ

石川忠正
成美堂出版 平成5年
最新金魚&らんちゅうカタログ

石川忠正
成美堂出版 平成6年
金魚の飼い方

吉田観賞魚販売
池田書店 平成7年
楽しい金魚の飼い方・育て方

田中深貴男
永岡書店 平成7年
最新金魚&らんちゅうカタログ

石川忠正
成美堂出版 平成8年
金魚 選び方・飼い方・ふやし方

高橋隆輔
日東書院 平成9年
上手な金魚の飼い方

梅津重利
高橋書店 平成9年
金魚の飼い方育て方

白石光
西東社 平成9年
絵でわかる金魚の飼い方ふやし方

高橋英輔
日東書院 平成9年
金魚と日本人

鈴木克美
三一書房 平成9年
Goldfish Guide

Y. Matsui共著
TFH 1991年
金魚伝承 ピーシーズ 2002年〜
カラーガイド 金魚の全て 川田洋之助
杉野裕志 共著
マリン企画 2002年
Profile100別冊 らんちゅう入門

野木一男
ピーシーズ 2002年
きんぎょ 写真 久留幸子
アートディレクション 高岡一弥
ピエ・ブックス 2003年

*NIFTY SERVE アクアリウムフォーラム専門館2番会議室#5860FRANK氏の発言よりの引用。


古書・絶版本データベース

桜井良平氏の昭和50年発行「金魚入門」よりの抜粋
金魚養玩草 安達善之 西村源六 寛延元年
金魚秘訣録 安達善之 西村源六 寛延2年
金魚飼様 村田信与 写本 文化7年
金魚養珍草 著者不詳 写本 天保10年
独流金魚生育記 著者不詳 写本 天保12年
金魚卵虫花鏡 著者不詳 写本 嘉永2年?
金魚愛玩経験録 常盤木秀慶 有鱗堂 明治16年
錦魚そたて草 菊寿堂義信 金魚問屋大鮫梅太郎 明治30年
金魚養手引草 小川正直 石川甲三郎 明治34年
金鋳解説 楽魚曳
金魚問答 三好音次郎 又問精華堂 明治36年
金魚の飼養 前田 閑亭 博文館 明治39年
金魚のかひかた 秋山吉五郎 東京金魚商組合 大正4年
金魚とその飼い方 秋山吉五郎
白木正光 共著
文化生活研究会 大正15年
金魚愛玩草 上武豊太郎 林書店 昭和4年
金魚のかひかた 吉沢寛夫 猟と漁社 昭和5年
金魚と熱帯魚の飼い方 白木正光 厚生閣 昭和7年
金魚の飼い方−輸出金魚の育成 斉藤正之 農業と水産社 昭和7年
金魚の飼い方 白木正光 丸の内出版社 昭和8年
らんちゅう飼育の手引き 宇野仁平 金鱗会 昭和9年
我輩は金鋳である 大郷房次郎 新大郷組事務所 昭和10年
らんちゅう 石川亀吉 金鋳宗家石川亀吉
金鋳飼育法 観魚会 観魚会
ランチュウ飼育手引 植田栄蔵 大日本水産会 昭和12年
金魚の栞 上武豊太郎 林書店 昭和13年
日本の金魚 松井佳一 アルス 昭和18年
金魚−魚の話 松井佳一 目黒書店 昭和19年
金魚 阿部舜吾 慶友社 昭和24年
趣味のらんちゅう鑑賞飼育の手引き 伴完行 精密工業新聞出版局 昭和32年
金魚−鑑賞と飼い方 石川貞二 田中書店 昭和32年
金魚愛玩60年 阿部舜吾 加島書店 昭和32年
金魚の飼い方ふやし方 新井邦夫 金園社 昭和33年
趣味のランチュウ飼育 太田金之 若葉印刷社 昭和37年
らんちゅうと金魚 石川亀吉
新井邦夫 共著
誠文堂新光社 昭和41年
金魚の飼い方−附錦鯉、熱帯魚飼い方 中村中六 泰文館 昭和41年
金魚鯉のあたらしい飼い方 熊谷孝良 包装印刷工芸社 昭和41年
金魚の鑑賞と飼育管理 大野清司 岩手金魚錦鯉の会 昭和42年
金魚の上手な飼い方 太田邦雄 有紀書房 昭和42年
百万人の金魚 松井佳一
新井邦夫 共著
蒼洋社 昭和43年
金魚の飼い方殖やし方 太田邦雄 有紀書房 昭和43年
金魚の飼い方ふやし方 福永魚水 永岡書店 昭和43年
やさしい金魚の飼い方 梶 純夫 有紀書房 昭和43年
高級金魚の飼育と鑑賞 緑書房編 緑書房 昭和44年
絵でわかる金魚の飼い方 梶 純夫 有紀書房 昭和44年
金魚和金からランチュウの飼い方 大森松男 池田書店 昭和45年
Goldfish Varieties and Tropical Aquarium Fish Innes W.T. 1917年
Goldfish Culture A.E.Hodge and
Artur Derham
1926年
Water Garden and Goldfish Sawer R.V 1928年
The Goldfish Hems T.and
Hervey G.
1948年
The Cult of the Goldfish Roughley T.C. 1949年
Know your Goldfish Neil Teitler 1967年
金魚大鑑 松井佳一編著 緑書房 昭和47年
ランチュウ中心金魚の飼育と繁殖 大野三男 文研出版 昭和51年
蘭鋳秘伝 石川亀吉
大郷房次郎
緑書房 昭和60年
蘭鋳花傳 緑書房編著 緑書房 平成5年

古書は私達に思わぬ発見をさせてくれます。金魚だけでもこれだけの本があるとは驚きです。
※順次追加して行きます。


ふんぺいの関連図書の栞
全く金魚と関係のないような本でも実は結構為になったりします。そんな書物の紹介です。
色の文化誌 風見 明 工業調査会 平成10年
[コメント]日本人と色との関係、色と歴史、人間の生活の中での色の意味、何故金魚の色や柄に私達が拘るのか?の問いへのヒントがあったりします。
水道水『複合』汚染 大城 護 宝島社新書 平成12年
[コメント]私達が日常何気なく飲んでいる水。果たして水道水とはどんなものなのか?その現状とは?そんな疑問に答えてくれます。金魚にとって水は絶対必要なもの。それを多面的に考察する為の知識として是非参照したいものです。
琵琶湖金鱗会会報 琵琶湖金鱗会 琵琶湖金鱗会 平成12年度版
[コメント]金魚の愛好会には会報は必ずと言って良いほどあります。前年度の入賞魚の写真や会員の寄贈文、大変為になる情報等々、それこそ好きな人にとっては垂涎の的。全国の会報を入手するのは至難の技ですが、是非会報を一度でも拝見したいものです。
美のジャポニスム 三井 秀樹 文春文庫 平成11年
[コメント]近代ヨーロッパに絶大な影響を与えたジャポニスム(日本趣味)を多角的に分析した好著。日本の美が如何にヨーロッパに浸透していったかを概観できます。私達があまりにも当たり前として意識下の日本美を再認識させてくれます。
わたしたちはなぜ科学にだまされるのか ロバート・L・パーク 主婦の友社 2001年
[コメント]科学の名のもとに新しい発見や発明が発表されますが、中にはとんでもない詐欺的な行為が潜んでいることを分かり易く説明しています。作者はそれを「ブードゥーサイエンス」として一刀両断。常温核融合ってほとんど永久機関と一緒だったのですね。だまされないようにしましょう。魚に良い何やら液とか器具だって同じこと。上手い話には裏がありますよって!科学も一種の宗教ですから、ほんと。
青いバラ 最相 葉月 小学館 2001年
青いバラは存在しないそうです。その不可能な花を古代より人間は延々と作ろうとしてきたのだそうです。ミスターローズと言われた鈴木省三氏と作者の交歓を横軸に、世界のバラと人間の歴史的相関図を縦軸に、作者の精緻な取材力と筆致には、品種改良を目指すらんちゅう愛好家も必ずや興味を示す内容になっていると思います。遺伝子操作が可能になった現在でも青いバラは、限りなく不可能に近いことがわかり、色一つとってもそうなのですから、らんちゅうの改良は、至難の業であることが実感できます。
魚病論考 江草 周三 恒星社厚生閣 1990年
金魚の魚病学は、世にありませんが、養殖水産業では数々の知見があります。本書は、養殖魚に対する論考ですが、大変参考になる本だと思います。本サイトの「微生物の基礎知識」を書き下してから本書に巡り合いましたが、塩水浴の科学的な解明やストレスについても論じられています。金魚の魚病学にも十分応用が可能です。いずれ詳しく本サイトでも取り上げたいと思っています。
ブラックバスがメダカを食う 秋月 岩魚 宝島社新書 1999年
母なる湖「琵琶湖」を有する滋賀県に住む私としては、本書は大変な衝撃でした。ルアーフィッシィングがブームですが、日本人のこと、それが廃れた時、日本の湖沼は惨憺たるものになっているのではないでしょうか。いや既にそのようになっているのです。国敗れて山河ありなどと悠長なことを言っている暇はありません。金魚を愛する人は、すべからく興味を示していただきたい必読の書です。
戦争論2 小林よしのり 幻冬舎 2001年
出ました!よしりんの渾身の一冊。目から鱗とはこのことです。同時多発テロと時期をほぼ同じくして刊行された本書は、戦争を空想平和主義に安穏とした多くの日本人に考えさせる絶好の好著となっています。かくいう私も、戦後民主主義なる空疎な空間で育った人間ですので、そのマインドコントロールから脱するのに大変な時間を費やしたものだと思いました。マスメディア(朝日新聞を筆頭に)を疑え!ニュースステーションを疑え!現実を曇りなき眼で見よ!(もののけ姫風)、現実を直視せよ。よしりんは、右翼でもなんでもないです。詰まらないレッテルを貼る前に、是非目を通してみてください。金魚を始めて、先人の功績を直に感じた人なら、日本を愛する人なら、きっと目が覚めることだと確信します。漫画だからと侮ってはいけません。今一番熱い本です。元気が出ること請け合いです。みんなで反日日本人を排除しようってか。
エコロジー幻想 武田 邦彦 青春出版社 2001年
環境に優しいって何が?って常々疑問に思っていたことを明解に解き明かしています。本質的なエコロジーとは何かを私達はしっかりと知らなければならないのです。浅薄なエコロジー的発想から脱却させてくれます。
なぜ美人ばかりが得をするのか ナンシー・エトコフ 草思社  2000年
私達は何故「美」を求めるのか。本来、美を求める装置は人間に備わっているということを分かり易く論じています。美は太古にサバイバルの為に必要だったのだという説は、ネオダーウィニズムという潮流から論じているので、異論もあるかもしれませんが、十分説得力はあります。何故金魚に美しさを感じるかという本源的な部分が気になる人は、一度読むに値すると思います。
日本人が忘れた「日本文明」の真価 清水 馨八郎 祥伝社 平成11年
極東の文化の吹き溜まりという表現は使っていませんが、「日本」という地域的特長が世界でも独自のものであることを再認識させてくれる書です。それを作者は「日本文明」と位置付け、日本の現在の惨状を痛打してきます。忘れてしまった記憶を取り戻す作業を丹念に手ほどきしてくれる作者の筆力には高い志しを感じます。
唯脳論 養老 孟司 青土社 1989年
唯物論ではなく、「唯脳論」。全ては脳に発する。読んでいると何か脳が面映くなってきますが、養老氏の論理的な文章は、すいすいと脳に染込んで行くような感じがして、一種快感でもあります。ここが唯脳論の真骨頂なのでしょう。
鏡花 小説・戯曲選 第5巻 怪異編 泉 鏡花 岩波書店  1981年
閑話休題。ちょっと古い本ですが、岩波文庫にもなっている泉鏡花の選集の中でも、私のお勧めはこの「怪異編」。その中でもやはり「高野聖」が最高峰だと思います。文語調の旧仮名遣いではじめは取っ付きにくいのではありますが、読めば読むほど味があるとはこのことです。
新今昔物語 鵺 花輪 和一 双葉社 1982年
漫画です。作者は平安時代を題材に選び、何とも奇妙な世界を構築しています。残酷で切なくて晴れやかなおどろおどろしさ。花輪ワールドに一度足を踏み入れると、あなたはきっとカルトの意味が分かります。
2003年日本国破産[警告編] 浅井 隆 第二海援隊 2000年
浅井氏の著述に関しては、ここ十年ほどずっと読み続けているのですが、日本は氏の分析通りに進んでいるように思います。バブルの崩壊から大手企業の倒産、リストラの嵐、そしてデフレ。ことごとく氏は的確に予言してきたと言えます。近い将来、来るべきものは何か。このデフレの世の中では考えられませんが、円安と金利の上昇、そしてハイパーインフレ、恐らく氏の予言は当たります。信じるとかいう問題ではなく、明らかに日本は破綻しているのですから。その時、急に金魚を止める訳には行きませんので、今から皆さんも準備をしておきましょう。