カルトな夜は更けて

このコーナーは金魚の話や全く関係のない話を思い付くまま記します。
第1夜 まずは、私のページを見て下さってありがとうございます。目次は沢山あるけど全然出来ていないじゃないかとお叱りの言葉聞こえてきます。
出来るだけ早く中身を作りますので、根気よく覗いて頂きたく思います。実は面白そうなタイトルを付けるのにカマケテ頭の中でのみ膨らませて、どのようにページに反映させたら良いのか困っているというのが本音なんですけどね。

パソコン音痴の私がこのようにWebページを持てるなんて1年前には誰も想像しなかったことでしょう。インターネット自体、遠い存在でしたから驚くべき進歩です。「タグ」のことを「タブ」だと長い間思ってました。「html」ってなんじゃらほい!って感じでした。

まっ、それはそれでいいとして、らんちゅうシーズンが終わってやっと落ち着いてページの製作に入れるってものです。特に「琵琶湖金鱗会」のページは、今年が会が出来て25周年にあたり、何としてでも今年中にアップしなければならないという切迫した事情もありました。年が明けてではシラケますからね。(^^;;

「大和郡山金魚屋事情」は画像を用意してないので、もうしばらくお待ち下さい。それ以外はドンドンUP予定なので、乞うご期待ということで。[1997.12.13]
第2夜 今、ホームページを作るに当たって考えていることを書きます。
○画像と文章のバランスの取れたページにしよう。
○画像は、見てもらいたいものに関しては出来るだけ大きくして細部までわかるようにしよう。読み込みに時間が掛かるのは、ある程度大目に見てもらおう。

画像が雄弁に物語ってくれる場合は、画像の邪魔をしない文章を。バランス、バランスは大事。レイアウトのバランス、文章のバランス、色のバランス。どれを取っても捨てられない。考え出したら先に進みませんね。またまた困った。トホホ

毎日積み重ねて行くとトータルとしてページが出来上がり、塊として匂いが出て来るのでしょうね。やってみます。全線開通はいつになるやら。[1997.12.15]
第3夜 今日、顕微鏡を入手しました。義兄の子供の時の代物です。500倍までいけるみたいです。ちゃんとした立派な木箱に入っていて大事に保管されていたのか、レンズにカビが生えているわけでもなく十分使用できそうです。私には聞きなれない「プリンス光学」製です。

「一家に一台、顕微鏡!」と説明書の冒頭に大きな字で印刷されています。いきなり力が入っています。「!」にプリンス光学の意気込みが感じられます。義兄に買われてから何十年経ったのでしょう。プリンス光学の野望は達成されたのでしょうか?

来年は、魚の寄生虫病発見に威力を発揮することでしょう。
プリンス光学がんばれ!![1997.12.16]
第4夜 金魚党の皆さん、すみません。ニフの会議室サボってます。m(__)mペコリ もうすぐ出て行きますので亀レスごめんなさい。CGIのお勉強やら何やらしていたら、すっかり足が遠のいてしまいました。ROMはしてますからもう暫く勝手させてもらいます。

あと、「金魚至上主義者の集い」を早急にアップして、「自己紹介」をアップしたら恐らく、正月休みに入るでしょうから一気にパソコン三昧で過ごしまくる予定です。休みに入ったら郡山も行きたいし・・・忙しいっす。25日を過ぎれば、仕事も一段落つくし・・・(^-^ゞデヘヘ・・・ 

今日、冬の暇つぶし用の90cm水槽を久々に立ち上げました。東錦とオランダそれぞれ1匹ずつ入っています。横見の魚もいいもんですよねえ。この2匹の画像も今度紹介させていただきますね。[1997.12.21]
第5夜 そもそも何故このコーナーに「カルト」なんてタイトルを付けようと思ったかと言うと、今ではすっかり熱帯魚に押されて金魚は顧みられない存在になりつつありますよね。その中でもらんちゅう他「地金魚」と言われる昔から飼われている伝統のある金魚達は、今では風前の灯火って感じでもあるわけです。

そんなものに手を出し、しかもこだわり倒す人は「カルト」な人と言われるのも当然なわけです。しかし、今の世の中、「カルト」な人がもてはやされるように変わってきたという認識もあるわけです。不特定多数の人に情報発信がインターネットやパソコン通信で出来るわけですから。ならば、それを逆手にとって、「カルト」であることに居直ってしまえば、いつの間にか「メジャー」になる可能性も否定出来ないと思うんです。

ひとつ例を出してみましょう。宮崎駿氏のアニメなんかそうですよね。今年の夏、「もののけ姫」を観られた方も多かったと思いますが、10年前は十分「カルト」でしたからね。日本アニメは海外での評価のほうが高いですよね。海外と言えば「盆栽」なんかも評価が高いですね。

大量生産された金魚掬い用の金魚で、業者は潤ったかもしれません。そして金魚が本当に身近になったのは確かです。しかし、一方では素晴らしい金魚の数々は、隅のほうに追いやられ、やがては消える運命にあるように感じられて仕方がありません。日本人は、外圧(この場合、海外での評価)でしか動かないのでしょうか?

金魚って日本人にとって、一番身近な存在でありながら一番遠い存在であるのかもしれません。私は決してノスタルジーに浸っているわけではありません。大事なものを置き去りにしてきたことを思い出して欲しいだけです。

そんな意味を込めて自嘲気味に「カルト」なんてタイトルを付けたんです。あまりまとまった文章ではありませんね。私の言いたいニュアンスは分かっていただけたでしょうか?

いえ!分かっていただけなくてもいいんですよ。だって「カルト」なんだもん!!

嗚呼、すっかりカルトな夜が更けてしまいました。[1997.12.23]
第6夜

みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今回は私の「初夢」と今年の抱負を書かせて頂きます。

何にも増して、去年は愛好会への入会、飼育環境の大整備計画の成就、そして年末にインターネットへの進出を果したこと。これに尽きるでしょう。これも全て金魚党あってのことですから、党員の皆様には感謝の念に耐えません。

さて、今年はベースになるものが整ったので更なる飛躍の年でありたいと思います。私は、その意味を込めてJIK(すみません、勝手に略しました。日本インターネット金魚愛好会を略しました。)の早川さんとのお話に出てきた、金魚元年平成金魚ルネッサンスをキーワードにしたいと思っています。

決して多くはない金魚至上主義者を大いに世にアピールして全国民、いやいや全世界を金魚至上主義者で埋め尽くしたいものです。

さらに数少ない、らんちゅう至上主義者を欺まんと私欲に満ちた「エセらんちゅう至上主義者」の手から解放すべく活動をしたく思っています。

嗚呼、過激ですね。自称金魚党武闘派たる所以はこんな所にあるのかもしれません。

ってな具合に「初夢」を見たりなんかしています。いずれにしても趣味の世界をもっともっと幅広く楽しめる環境を皆さんとともに作って行きたいと思っているのが本音です。

やっと「大和郡山金魚屋事情」もアップ出来ました。そろそろWebページとしての体裁も整ってきましたので、次は双方向の情報交換を前提に、更なる充実を考えて行きたいと思っています。

それでは、改めて本年もどうぞよろしくお願いいたします。[1998.1.3]

第7夜 暇です。とっても暇です。らんちゅう達が冬眠に入ったらすることがなくて暇なんです。春ともなると水換え、餌やり、産卵、餌取り等で毎日忙しくなるのですが今はたまに池を覗くぐらいです。

朝4時半に起きてミジンコを取りにクルマを出して、5時半に帰ってきて水換えをしたりの世話をして、7時半には家を出る。会社から帰ってきては、投光器をあかあかと点けてまた調子を見ながら世話をする。もう毎日が地獄のような忙しさ。

でもそれが楽しかったりするんですから変な趣味です。こうやって私たちらんちゅう飼育者は魚とともに春夏秋冬を感じ取るのだと実感します。

ですから、もうすでに気持ちは春に向けての夢想で一杯になります。去年はあんな失敗をしたから今年はこうしようとか、いつ頃に仔を取るようにしようとか、あいつとあいつを掛け合わせたらきっとこんな仔が出来るとか、考え出したら楽しいことばかり。あの地獄はどこへ行ったのやら。(^^;; 

らんちゅう飼育はこのメリハリがあるから止められなくなるのかもしれません。冬の間はこうやってじっくりとページ作りに励めますけど、春になったら今年の場合どうなるんでしょうね。今から恐ろしくなります。でもしっかりネタを考えているのでお楽しみに。益々寝る時間が無くなるなあ![1998.1.10]
第8夜 「京都筋について」をやっとこさアップする気になりました。まだ半分も書き終えていません。というか、書こうと思ったらその前に書いておきたいことが山ほどあることが解りましたので、それを書き出したら全然肝心な所まで行き着かなかったというのが本音です。

私が書いたことには、きっと異論をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、弱輩者の私が書き及ぶことではないかもしれませんが、自分の考えを自分なりに整理したく思っていたので、拙い文章をお見せすることに決心しました。

「たかが金魚にそんなに目くじら立てて、泡を飛ばして話さなくてもいいじゃないか。」と思われる方もいらっしゃるかと思います。そうは言っても金魚好きは、話し出したら止まりませんからねえ。それぞれ持論をお持ちの方ばかりなんで、それこそ夜が更けるのも忘れてということが多いですよね。

こんなページがあってもいいんじゃないでしょうか?いかがです??
[1998.1.20]
第9夜 「京都筋について」が頓挫しています。書き進むに従って、どうやら資料不足であることが判明しました。(^^;; 現在、その不足の資料集めに奔走しています。仕事の合間を縫っての作業なので遅々として進みません。金鱗会の方達にも聞き込み調査もしたいし、資料提供をお願いしたりしています。もう暫くお待ち下さい。

多分、見出しにも論の進め方を書いていますが、ちょっと風変わりな、または全く違った角度からのアプローチになると思いますので読み物としては面白いものになるかもしれません。

資料性を損なわないように気を付けようと思っています。

ところで1月の31日に金魚党のカバさんが我が家を訪れてくれました。今、最も注目されている「京都筋」の会のビデオを2人して鑑賞しました。カバさんは協会系のらんちゅうを飼われていますが、「京都筋」の魚に関しての貴重なご意見を聞かせて頂きました。

話題は尾に集中しました。尾に対する見方が全然違いました。当然と言えば当然なのですが、それに関しては「京都筋について」で触れることになるでしょう。

結論から言えば、もうすでに同じらんちゅうではあるが、同じらんちゅうとして土俵に乗ることが出来ないまでに指向性に開きが出てきているということでした。
「京都筋」は今後も独自の道を歩まなければならないのでしょうか?
[1998.2.2]
第10夜 続々と資料が集まっています。福岡の達磨さん、菜根さん、FRANKさん、タカキタさんありがとうございます。m(__)mペコリ 今、書店で手にすることが出来ない古本、雑誌のバックナンバーには、貴重な資料が沢山あります。読み漁るに従って先達の偉大さが改めて認識できます。それだけ金魚に情熱を傾けさせたものはいったい何
か?分厚い本にまで仕立て上げるまでに金魚の魅力に取り憑かれた私達の先達は、金魚に何を見ていたのか?興味が尽きることはありません。

私の知識・情報では箸にも棒にもかからないことを痛感しました。より一層の努力勉強を心がけたいと思います。そのためには、皆さんの貴重なご意見やご指導があってはじめて到達出来るものと思っていますのでご協力のほど、よろしくお願いいたします。

さて、あと一ヶ月も過ぎればいよいよらんちゅうシーズン到来ですね。梅もほころび、何やら春の予感を肌で感じられるようになってきました。日も長くなって来てらんちゅうは、世知辛い現代生活で忘れかけていた季節の変化を私達に再認識させてくれ、心に潤いを与えてくれます。

こんなに春が待ち遠しいのも何年ぶりでしょう。[1998.2.8]
第11夜 昨日今日と暖かい日が続いてます。魚達も元気に泳ぎ回っています。この時期になると時間を忘れて魚に見入ってしまいますね。大人の水遊びの季節到来です。

今年は、例年より早く桜も咲き始めたようです。自然産卵では、四月の中旬くらいを目安に皆さん仔を取られるようです。私もそれに向けて魚巣を準備している最中です。もうすでに仔を取られた方もいらっしゃるようですが、日の浅い私にとっては焦ることなくマイペースを決め込もうと思っています。

らんちゅう前線北上中!

グレーの季節からフルカラーの季節へ。桜を見ると人は気が狂うなんて言いますけど、あながち嘘ではありませんね。狂った人達はきっとこの私の書いた文章を読んで肯いている事でしょうね。

皆さんの池や舟に、あでやかな美しい赤い花が狂い咲くのをお祈りします![1998.3.29]
第12夜

久しぶりの書き込みです。
今日は、地球温暖化についてふと思ったことを書きたいと思います。
地球は環境汚染によって温暖化に向かっていると言われています。両極のオゾンホールはどんどん拡大していると言います。温暖化への多くの例証やデータが書籍に登場しています。エルニーニョ現象もその一環と言われています。

で、何が言いたいかというと、私はそのような流れに掉さすわけではありませんが、「ちょっと待てよ。」と立ち止まって自分なりに考える必要性を感じるのです。ここ数年、暖冬や冷夏、異常気象が頻発しているようにマスコミは報じています。これらを全て温暖化に結び付けて考えたりすることへの疑問。

一説によると近年の気象は、必ずしも異常とは言えない。地球の歴史を何万年単位で見た場合、または何千年単位で見た場合、顕著な温暖化として捉えるべきではない。環境汚染が原因とは必ずしも言えないという報告もあります。

地球規模の天変地異は、現在を生きる私達にこの上なく脅威に映るのは確かです。ましてや流行の世紀末ですから。(世紀末なんて人間が勝手に作った区切りの何物でもありませんよね。)

地球ってそんなにヤワなものなんでしょうか? 触ったら破裂する風船のようなものなんでしょうか?宇宙の摂理というものは必ずや存在すると思いますが、地球全体が危機に陥った時に、その危機を阻止する為に動き出す自浄作用というものがあると思います。その時は人類の絶滅もきっと視野に入っているのだと思います。絶滅すべき罪多きものを救うほど地球は寛容ではない。振り子が右に振れたら必ず左に振られるに決っています。事の本質は環境汚染になんかあるわけではありませんよね。

いくらデータを突きつけられても、数値で表せる数字の裏読みは出来ます。言葉遊びはこの辺で止めましょう。「環境汚染」という言葉には大事なものが抜けています。地球にとっての「人間汚染」と言い換えたほうがきっと妥当ではないでしょうか?人類の活動が停止した時、地球は蘇生を開始するのに違い有りません。

あら?またまた何か大変なところへ筆が進んでしまいました。なんでこんな話になったかというと、今年は例年になく4月は暖かくてらんちゅうの産卵も早いけど、らんちゅうなんかのんびりとやってていいのかなあ??ってところからなんですね、これが。

4月も下旬になると初夏並みの陽気で頭の中は暴走気味です。

社会問題とらんちゅう・人類の未来とらんちゅう、止めときゃいいのに変な題材でした。反省。[1998.4.29]

第13夜

今、小林よしのり氏の「新ゴーマニズム宣言スペシャル 戦争論」を読んでいます。マンガなのでとっつき易いですね。その割には中身は結構ハードです。そこかしこでドキッとする文章に出くわします。また目から鱗とはこのことです。

是非多くの人に読んでもらいたいものです。「個」と「公」、私達がタブーとして封印してしまった感情、日本とは?、国家とは?読み応えありますよ。日本に充満した空気を切り裂く小林氏の筆は冴えに冴えまくっています。

『作家や文化人は今だに偉そうに「個」が大事と言う・・・略・・・しかし「個性」は「普通」の中から突出しているから「個性」なんであって大多数の普通の人々に支えられて輝くものにすぎない・・・略・・・「個」が大事だ「個性」がある人間になれと強要されて無理をした普通の人が自己顕示欲とエゴイズムだけの変人になってしまった例も多い・・・あるいは普通の人生にコンプレックスを抱きこれでいいのかと無駄に悩み自分探しをはじめてカルトにはまる・・・普通に生きること平凡に生きることが何故悪い?』(本書347ページ)

全くそのとおりですね。私達が誇りに持たなければならないものは何か?を情熱を持って語ってくれています。

らんちゅうも金魚もいいけど、もっと世界、国家を語ろうではありませんか!って、またデカク出たなあ。(-。-;)フゥ[1998.6.27]

タイトルページへ