出雲なんきん愛好会で審査員もされている高橋氏には、どのような魚が良いものか、鑑賞方法、飼育方法を詳しく聞くことが出来ました。

その中でも特に印象的だったのが以下の画像のように、持魚を使っての腰から尾筒、尾の良否のレクチャーでした。

なんきんは、四つ尾以外は不具魚とされるほど、厳格な規定があります。上の画像は、尾型もそうですが、尾付けの部分にも注目してください。このような尾でないと、泳ぎがスムーズではないそうです。

尾皿の部分も説明して頂きました。尾皿は十分にあり、皿を巻くように鱗が付いています。従って、前かがりが出てきてしなやかな尾さばきが期待出来ます。これもらんちゅうと同じですね。

このように、多くの部分で鑑賞方法が共通なのには驚かされました。出雲なんきんの愛好家の方達と何ら違和感なくお話を聞くことが出来ました。

また、らんちゅうを目指すものとして、広く異品種をも見る目を養うことは、必ずや自分にとってプラスになると確信するに至りました。

今回、お世話になった「出雲なんきん愛好会」の皆さんには良き伝統を今後も引継ぎ、ご発展されることを祈り、また同じ金魚愛好家として多くの貴重な示唆を与えてくださった事をここに御礼申し上げます。